こんにちは。諸星矯正歯科自由が丘でございます。
本日は矯正装置の種類について説明したいと思います。
まず大きな分類でワイヤー矯正とマウスピース矯正に大別できます。
ワイヤー矯正はワイヤーとブラケットにて構成されワイヤーの力によって歯を動かしていきます。
マウスピース矯正は医療用のプラスチック素材で柔軟性、弾力性がある素材が用いられています。
ワイヤーは金属素材で、マウスピースはプラスチック素材なので素材自体が大きく異なります。
これにより歯の動かし方も大きく異なることになります。よって矯正治療の方法をワイヤーかマウスピースか選別するときには適応症を見極めることが重要です。
ワイヤー矯正はブラケット装置(BRACES)とも呼ばれます。
歯に接着剤でブラケットをつけて、そこにワイヤーを通すタイプの装置です。
そこからさらにブラケットの材質(金属、プラスティック、セラミックなど)と歯の表(おもて)につけるか、裏につけるかで細かく分かれます。
歯の表(おもて)側にブラケットをつける矯正
表(おもて)側のワイヤー矯正などど呼ばれていますが、専門的には唇側を意味するlabial(ラビアル)という言葉からラビアル(唇側)矯正とも呼ばれています。
唇側矯正は、ワイヤーの引っ張る力で歯を移動させていく治療法です。矯正治療において昔からもっともスタンダートな治療法で治療実績が多く、幅広い症例と年齢に適応できます
歯の裏(うら)側にブラケットをつける矯正
周りから見て矯正していることが見えにくいのが特徴です。表側の矯正と同じくワイヤー、ブラケットを用いる方法なのでメカニクスは表側の矯正と類似しています。見えないことが最大の長所です。(舌が矯正装置に当たるため、発音がしにくくなる、味覚に影響があることが場合によってはあります。歯の裏側は表面と比べてでこぼこしているため装置をつける場所も小さく、表側矯正よりも高度な治療技術が必要になります。
基本的にはトータルの治療期間は表側矯正と変わりません。
マウスピース矯正(別名:アライナー)
透明の薄いプラスチック製マウスピースを用いる方法です。当院では世界的シェアを誇るインビザラインを採用しております。
取り外しができることが長所ですが、1日20時間の装着が目標となります。
現在、症例の適用範囲も広がりましたが、ワイヤーに比べると素材的な問題から治りにくいケースもあるので、部分的にワイヤー装置にて補助する方法も提案させていただく場合がございます。